【映画情報】
題名:ミッドナイト・イン・パリ(Midnight in Paris)
ジャンル:ロマンティック・コメディ
監督:ウディ・アレン
出演者:キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、マイケル・シーン、オーウェン・ウィルソン
製作会社:メディアプロ、ヴェルサティル・シネマ、グラヴィエ・プロダクションズ、ポンシャルタン・プロデュクション
配給:アルタ・フィルムス、ロングライド
公開:2011年5月13日[西班牙]、2011年5月20日[米国]、2012年5月26日[日本]
上映時間:94分
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語、フランス語
【評価】
おすすめ度:64点(100点満点中)
【あらすじ・ストーリー・物語】
映画脚本家のギル・ペンダー (オーウェン・ウィルソン) は婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) と彼女の両親とともに憧れのパリへやって来る。ギル・ペンダーは脚本家として成功していたが、作家になりたくて小説を執筆している。しかも、彼はパリに住みたがっている。ところが、イネスは彼が作家になることもパリに住むことも反対だった。
あるとき2人は偶然にイネスの男友人のポール (マイケル・シーン) と出会す。2人はポール夫妻と一緒にパリの観光をすることになる。ところが、ポールが蘊蓄を語って博識を誇るのにギル・ペンダーは嫌気がさしてしまう。
4人でワインの試飲会に参加した後、ギルは1人で真夜中のパリを散策しモンターニュ・サント・ジュヌヴィエーヴ通りで休んでいると、午前0時に時計台の鐘が鳴り、旧式の黄色いプジョーがやってきて彼の前に止まる。車に乗っている男女に誘われてギルは車に乗り込むことになる。車を下りるとギルは1920年代のパリにタイムトリップしていた。それから、ギルは毎夜1920年代のパリに迷い込み、当時の文化人や芸術家に出会うことになる。
【レビュー・感想・ネタバレ】
この映画は自分も現在と1920年代のパリの街に彷徨い込んだような錯覚を味わうことのできる内容となっている。1920年代のパリの風俗や文化を見ることができるというおまけつきである。
1920年代のパリにタイムトリップしたギルはが出会った人々は、フィッツジェラルド夫妻やポーター夫妻、ジョセフィン・ベイカー、アーネスト・ヘミングウェイ、ガートルード・スタイン、パブロ・ピカソ、アドリアナ[ピカソの愛人]、サルバドール・ダリ(エイドリアン・ブロディ)、ルイス・ブニュエル、マン・レイと多彩である。
中でも、ギルはアドリアナに一目惚れしてしまう。彼女の彼に行為を示してくれるが、結局、別れることになってしまう。最後には、ギルは婚約者のイネズと別れ、パリに住むことにする。ラストの結末では、ギルは橋の上で見覚えのある美術雑貨店員ガブリエル(レア・セドゥ)という女性と偶然出会い、彼女を言葉を交わして意気投合し、二人で一緒に雨のパリの中を食事をしに歩いて行く。その後、パリで暮らすギルはガブリエルと付き合うことになるのだろうなと予感させて映画は終わる。
本作は、うたかたの夢のような世界とショートストーリーの両方を味わうことのできる映画で、退屈はしないが、かといって特に面白いというほどでもなく気軽に見るのがちょうど良い作品である。
【キャスト・配役・出演者】
ギル・ペンダー(オーウェン・ウィルソン)
イネス(レイチェル・マクアダムス)
ジョン(カート・フラー)
ヘレン(ミミ・ケネディ)
ポール・ベイツ(マイケル・シーン)
キャロル・ベイツ(ニーナ・アリアンダ)
美術館の案内人(カーラ・ブルーニ)
コール・ポーター(イヴ・ヘック)
ゼルダ・フィッツジェラルド(アリソン・ピル)
アーネスト・ヘミングウェイ(コリー・ストール)
F・スコット・フィッツジェラルド(トム・ヒドルストン)
ジョセフィン・ベーカー(ソニア・ロランド)
ホアン・ベルモンテ(ダニエル・ランド)
ガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)
パブロ・ピカソ(マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー)
アドリアナ(マリオン・コティヤール)
ガブリエル(レア・セドゥ)
ジューナ・バーンズ(エマニュエル・アザン)
サルバドール・ダリ(エイドリアン・ブロディ)
マン・レイ(トム・コーディア)
ルイス・ブニュエル(アドリアン・ドゥ・ヴァン)
探偵タスラン(ガッド・エルマレ)
T・S・エリオット(デイヴィッド・ロウ)
アンリ・マティス(イヴ=アントワン・スポト)
レオ・スタイン(ロラン・クラレ)
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(ヴァンサン・モンジュー・コルテ)
ポール・ゴーギャン(オリヴィエ・ラブルダン)
エドガー・ドガ(フランソワ・ラスタン)
【スタッフ】
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、ジャウメ・ローレ
製作総指揮:ハヴィエル・メンデス
音楽:ステファン・レンベル
撮影:ダリウス・コンジ
編集:アリサ・レプセルター
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