【映画情報】
題名:キラー・エリート(Killer Elite)
ジャンル:アクション・サスペンス
監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演者:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デニーロ
製作会社:アンビエンス・エンターテイメント
配給:オープン・ロード・フィルムズ、ショウゲート
公開:2011年9月23日[米国]、2012年5月12日[日本]
上映時間:116分
製作国:アメリカ合衆国、オーストラリア
言語:英語
【評価】
おすすめ度:79点(100点満点中)
【あらすじ・ストーリー・物語】
1980年にメキシコで行った仕事がきっけで傭兵の殺し屋稼業に嫌気がさしたダニー・ブライス(ジェイソン・ステイサム)は足を洗って恋人と二人で平穏な暮らしを送っていた。ところが、ダニー・ブライスは仕事仲間で師匠でもあるハンター(ロバート・デ・ニーロ)が人質に取られたのを知る。ハンターは、オマーン族族長の息子たちを殺害した3人の元SAS隊員から殺しの自白を取り彼等を事故に見せかけて暗殺するという仕事に失敗したというのである。オマーン族族長はダニー・ブライスにハンターの身柄と多額の報酬の条件に仕事を引き継ぐことを要求する。ダニー・ブライスはハンターの解放を条件に仕事の依頼を引き受ける。
ダニー・ブライスはデイヴィス(ドミニク・パーセル)とマイアー(エイデン・ヤング)という2人の仕事仲間を集め、彼等と特殊部隊チームを組んで作戦を実行していく。しかし、元SASの隊員スパイク(クライヴ・オーウェン)とSAS(英国特殊部隊)の兵士達が彼等を待ち受けていた。しかも、その背後にはSAS出身者たちが同じ元SAS隊員を過去の敵対者による報復攻撃から守るために結成した「フェザーメン(フェザー・メン)」と呼ばれる謎の秘密結社の存在があった。ダニー・ブライスは果たして仲間たちとミッションを無事に成功させることができるのか・・・?
【レビュー・感想・ネタバレ】
映画を見始めた前半から中盤にかけては殺し屋達が3人の男を殺していくというだけの単調なお話で大して面白くはなく凡作かなと思い始めていたところ、後半になってダニー・ブライスとスパイク・ローガンの攻防が激しくなってきてかなり盛り上げってきた。
ダニー・ブライスは仕事仲間のデイヴィス(ドミニク・パーセル)とマイアー(エイデン・ヤング)を失い、自分だけで最後の1人を襲撃する。しかし、最後の1人は殺さず、殺したようにみせかけて捏造して撮った証拠写真を手渡し、無事にハンターを解放させる。ところが、最後の男は犯人ではなく、息子たちを殺害した元SAS隊員は別にいると言われ、恋人への危害をほのめかされその男を殺すように要求される。ダニー・ブライスは追加のミッションを成功するも、スパイク・ローガンに捕まってしまう。ダニー・ブライスはスパイク・ローガンに仕事の依頼主を明かしてしまう。そこへ黒幕ともいえるイギリス政府のエージェントが現れて、三つ巴の格闘になりダニー・ブライスは逃げ出す。
ダニー・ブライスは最後の標的の死体写真を持って依頼主のもとへ行くが、一歩先にスパイク・ローガンがオマーン族族長に会ってその死体写真の男は死んでいないと真実を伝える。その直後、スパイク・ローガンはオマーン族族長を殺害してしまう。報酬が入っているカバンを受け取ったスパイク・ローガンが建物から出て来て車に乗って行く後をダニー・ブライスとハンターが車で追い掛ける。ダニー・ブライスとハンターがスパイク・ローガンに追い着き三人は対峙する。ダニー・ブライスはスパイク・ローガンを殺さず、むしろ報酬の入ったカバンを置いていく。ハンターはカバンからいくらか紙幣を貰ってダニー・ブライスとハンターの2人は去る。
ダニー・ブライスは恋人のもとへ戻る。
映画は最後まで見ないと分からないという見本のような作品だった。本作の原作は、元SAS隊員で探検家のラナルフ・ファインズ自身が暗殺されかけたエピソードをもとにして書いた小説だということである。
【キャスト・配役・出演者】
ダニー・ブライス(ジェイソン・ステイサム)
スパイク・ローガン(クライヴ・オーウェン)
ハンター(ロバート・デ・ニーロ)
デイヴィス(ドミニク・パーセル)
マイアー(エイデン・ヤング)
アン・フレーザー(イヴォンヌ・ストラホフスキー)
代理人(アドウェール・アキノエ=アグバエ)
バヒト(フィラス・ディラーニ)
司令官(ニック・テイト)
フィッツ(ビリー・ブラウン)
官僚(デイヴィッド・ホワイトリー)
バザ(ブレンダン・チャールソン)
マーティン(ベン・メンデルソーン)
ペノック(マシュー・ナブル)
クレッグ(グラント・バウラー)
マッキャン(ダニエル・ロバーツ)
キャンベル(スチュワート・モリット)
ハリス(ラッキー・ヒューム)
サンディー(サンディー・グリーンウッド)
ダイアン(ジェイミー・マクダウェル)
客室乗務員(ケイト・ニールソン)
【スタッフ】
監督:ゲイリー・マッケンドリー
原作:ラナルフ・ファインズ『The Fether Men』(日本語翻訳書名「キラー・エリート」)
脚本:マット・シェリング
製作:シガージョン・サイヴァッツォン、スティーヴン・チャスマン
製作総指揮:クリストファー・マップ
撮影:サイモン・ダガン
編集:ジョン・ギルバート
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