【映画情報】
題名:モテキ
シリーズ:テレビドラマ『モテキ』シリーズの映画化
監督:大根仁
出演者:森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子
配給:東宝
公開:2011年9月23日
上映時間:118分
製作国:日本
言語:日本語
【評価】
おすすめ度:74点(100点満点中)
【あらすじ・ストーリー・物語】
31歳になる藤本幸世(森山未來)は、ニュースサイト・ナタリーのライターとして採用され、新しい仕事にやり甲斐を感じていた。藤本幸世はツイッターで知り合った相手と実際に会うことになる。ハンドルネームからてっきり男だとばかり思い込んでいたところ、待ち合わせ場所に現れたのは雑誌編集者の松尾みゆき(長澤まさみ)というキュートな美女だった。飲みに行った先で二人は意気投合する。ところが、彼女には付き合っている相手がいることが分かってしまう。
みゆきちゃんに積極的になれない藤本幸世は彼女の友だちの年上OLの枡元るみ子(麻生久美子)と親しくなっていき一夜を共にしてしまう。枡元るみ子から好きだと告白された藤本幸世だったが、どういしてもみゆきちゃんのことが忘れられず彼女のことを振ってしまう。
取材でみゆきちゃんの彼氏である山下ダイスケ(金子ノブアキ)と会うことになった藤本幸世は、彼が結婚していることを知ってしまう。藤本幸世はみゆきちゃんに会ってそのことを指摘するが、彼女から「あなたといても成長できないから」と拒絶されてしまう。
山下ダイスケが主催するフェスティバルで、彼はみゆきに離婚したことを伝える。そこへフェスの取材に来た藤本幸世がやって来て、彼を見た松尾みゆきはその場から逃げるように走り出す。藤本幸世はみゆきちゃんを追い掛け彼女を捕まえる。山下ダイスケがやって来たとき、二人はキスをしていた。
【レビュー・感想・ネタバレ】
この映画のタイトルになっているモテキとはどういう意味なのだろうかと思っていたら、映画を見てモテキの意味が分かった。モテキとは、モテ期のことで、人生において異性に突然モテる時期のことを指しているらしい。そう言われれば、私にも若い頃にそういう時期ってあったなあと身に覚えがある。
この映画の原作は久保ミツロウ氏のコミックということで、実はこの映画の前にテレビドラマ化されていたらしい。今回の映画は、そのドラマ版の1年後を舞台に久保ミツロウが完全映画オリジナルストーリーとして描き下ろしたものらしい。ということは、ドラマ版を見ていない私はこの映画を理解できていないところがあるかもしれない。
私はパッケージの写真や映画のオープニングで、みゆきとるみ子、ガールズバーの店員の愛(仲里依紗)、先輩社員の唐木素子(真木よう子)という4人の女性が写っていたり登場して来たりしたので、当然主人公の藤本幸世がこの4人の女性たちのモテて、モテて嬉しいというか困るといった話なのかなと思っていた。しかし、映画を見ると藤本幸世がモテたのはみゆきとるみ子の二人だけだった。
映画の前半は男の本音がコミカルに暴露されていて他人ごとではない恥ずかしさをおぼえながらも、とっても面白かった。ところが、映画が中盤にさしかると普通の恋愛映画のような流れてになってきてラストはハッピーエンドという王道で終わるという展開に、前半のような突拍子のなさや意外性が影を潜めてしまい前半が面白かっただけにちょっと残念であった。
【キャスト・配役・出演者】
藤本幸世[31歳](森山未來)
松尾みゆき[26歳](長澤まさみ)
枡元るみ子[33歳](:麻生久美子)
愛[25歳](仲里依紗)
唐木素子[33歳](真木よう子)
墨田卓也[43歳](リリー・フランキー)
山下ダイスケ[31歳](金子ノブアキ)
島田雄一[31歳](新井浩文)
彩海(山田真歩)
三浦(伊達暁)
愛の母(りりィ)
千華(内田慈)
カオリン(東加奈子)
出入り業者(傳田うに)
ミキちゃん(上田遥)
小宮山基樹(信川清順)
吉野家の店員(赤堀雅秋)
フェスカップル(丸尾丸一郎、祖父江唯)
【スタッフ】
監督:大根仁
脚本:大根仁
製作:井澤昌平、市川南
共同製作:寺田篤、吉岡富夫、北川直樹、長坂信人、山崎浩一、喜多埜裕明、為森隆、小谷勝
エグゼクティブプロデューサー:中尾哲郎、塚田泰浩、山内章弘
企画・プロデュース:川村元気
プロデューサー:鈴木一巳、岡部紳二、露木友規枝、市山竜次
撮影:宮本亘
音楽:岩崎太整
照明:冨川英伸
録音:下元徹
美術:佐々木尚
スタイリスト:伊賀大介
音楽スーパーバイザー:北原京子
整音:加藤大和
音響効果:大河原将
キャスティング:おおずさわこ
編集・タイトルバック:石田雄介
エンドロール:easeback
記録:中田秀子
助監督:神徳幸治
制作担当:田口生己
ラインプロデューサー:杉原奈実
製作:テレビ東京、東宝
共同製作:電通、ソニー・ミュージックエンタテインメント、オフィスクレッシェンド、パルコ、Yahoo! JAPAN、テレビ大阪、テレビ愛知
製作プロダクション:東宝映像企画部、オフィスクレッシェンド
【楽曲】
主題歌:オープニングテーマ「夜明けのBEAT」フジファブリック
メインテーマ「デスコ」女王蜂
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