【映画情報】
題名:貞子3D(さだこスリーディー)
シリーズ:「リング」シリーズ第5作目
ジャンル:ホラー
監督:英勉
出演者:石原さとみ、瀬戸康史、山本裕典、田山涼成、橋本愛
製作会社:「貞子3D」製作委員会
配給:角川映画
公開:2012年5月12日[日本]
上映時間:96分
製作国:日本
言語:日本語
【評価】
おすすめ度:30点(100点満点中)
【あらすじ・ストーリー・物語】
教師の鮎川茜(石原さとみ)が勤める女子高では、ニコニコ動画上で自殺を生中継した映像が「呪いの動画」として動画サイトに投稿されているのが噂になっていた。その動画の映像を見た者は必ず死ぬというのである。しかし、ゲリラ的に動画がアップロードされてもすぐに削除されるためほとんど閲覧することはできなかった。そのため、興味本位で何とか動画を見ようとする者も少なからずいて、茜の教え子である典子もその一人だった。あるとき、典子もは偶然動画を見ることに成功するも、その直後にマンションから転落死してしまう。
最近、同様の不審死が続いていたが、警察はいずれも自殺と断定していた。典子の捜査を担当した小磯勇吾刑事(田山涼成)と中村正彦刑事(高橋努)は相次ぐ不審死に疑問を持ち、最初に動画を投稿したのはアーティストの柏田清司(山本裕典)という人物だということを突き止める。
鮎川茜の教え子である北山理沙(高良光莉)も「呪いの動画」を見てしまい、彼女のスマートフォンから女性の怪物姿をした貞子が現れるが、すんでの所で茜がスマートフォンを壊して理沙を助ける。
茜の恋人である安藤孝則(瀬戸康史)も「呪いの動画」を見てしまい、貞子によって別の世界へ引きずり込まれてしまう。中村正彦刑事も「呪いの動画」を見てしまい自殺してしまう。
小磯勇吾刑事は貞子の井戸のある場所を突き止め、鮎川茜と一緒にその場所へ向かう。しかし、そこで待ち受けていたのは逆四つ這いで這いまわる大勢の貞子の化け物だった。茜は悲鳴に超音波のような破壊力があり、その能力を駆使して貞子の化け物を退治していく。
【レビュー・感想・ネタバレ】
映画好きの私も本作は駄作とまではいかなくても凡作だと思わざるを得なかった。私も知っている現在活躍中の若手俳優さんが何人も出演していたのだけれど、作品の内容自体が平凡過ぎてどうしようもない。ホラー映画なのだからもう少し恐怖感を味わえればと思えるほど恐くない。これではこれまでの「リング」シリーズを貶めている結果にしかなっていないと言わざるを得ない。
本作に良いところがあるとすれば、おそらくそれはあの貞子が3D映像で飛び出してくるというところなのだろう。たとえ3Dで見たとしてもストーリー自体が変わるわけではないので内容の薄さを補えるとは思えないが、この映画の価値があるとすればそのだけなのだと思う。残念なことに、私は2Dで見たので3D映像の貞子を見ることはできなかった。
【キャスト・配役・出演者】
鮎川茜[高校教師](石原さとみ)
安藤孝則[茜の恋人](瀬戸康史)
貞子(橋本愛)
中村正彦[刑事](高橋努)
榎木[孝則の同僚](染谷将太)
北山理沙[茜の生徒](高良光莉)
柏田清司[最初の動画配信](山本裕典)
小磯勇吾[刑事](田山涼成)
【スタッフ】
監督:英勉
原作:鈴木光司『エス』(角川書店刊)
脚本:藤岡美暢、英勉
音楽:川井憲次
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
企画:池田宏之
撮影:藤本信成
製作:角川書店、関西テレビ放送、東海テレビ放送、テレビ静岡、テレビ新広島、岡山放送
制作:東北新社
特別協力:ニコニコ動画、ビックカメラ
配給:角川映画
【楽曲】
主題歌:シド「S」
アマゾンで「貞子3D」を探す
楽天市場で「貞子3D」を探す