ダークナイト ライジング

ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

【映画情報】

題名:ダークナイト ライジング(原題:The Dark Knight Rises)
シリーズ:新生「バットマン」シリーズ第3作目、全実写映画版「バットマン」シリーズ第7作目
ジャンル:スーパーヒーロー
監督:クリストファー・ノーラン
出演者:クリスチャン・ベール、トム・ハーディ、アン・ハサウェイ、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン
製作会社:シンコピー・フィルムズ、レジェンダリー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2012年7月20日[米国]、2012年7月28日[日本]
上映時間:165分
製作国:アメリカ合衆国、イギリス
言語:英語

【評価】

おすすめ度:95点(100点満点中)

【あらすじ・ストーリー・物語】
 
ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒し、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり殺人事件の容疑者となったバットマン(クリスチャン・ベール)が姿を消してから8年が経過する。その間、ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は隠遁生活を送っていた。ところが、ある夜、メイドとして入り込んでいたセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)という女にブルース・ウェインの指紋を盗まれてしまう。彼女に仕事を依頼したのは傭兵のベイン(トム・ハーディ)だった。彼こそはブルース・ウェインが教えを受けた同じ人物であるラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン)から教えを受けた同門の兄弟弟子だった。

 ベインはラーズ・アル・グールの教えを受け継ぎ、ゴッサム・シティを壊滅することを目的としていた。ブルース・ウェインは盗まれた指紋を使用され市場で勝手に取引されて全財産を失う。ブルース・ウェインは会社のすべてをミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)に託す。ブルース・ウェインがバットマンに戻ることに反対する執事のアルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン)は彼のもとを去る。ブルース・ウェインはバットマンとなってベインと直接対決に臨むが敗れてしまう。

 ブルース・ウェインが気がついたとき、異国の地下牢獄である「奈落(ザ・ピット)」に幽閉されていた。そこは過去に脱獄した者は誰もいないという場所だった。しかし、過去に一人だけ脱出した者がいたという噂があった。その者こそベインだというのである。ブルース・ウェインは何度も脱獄に挑戦するがすべて失敗してしまう。

 ベインはハービー・デント検事殺人事件の真相を暴露し、警官隊を地下に閉じ込める。さらに、ブルース・ウェインが密かに開発していたクリーン・エネルギー原子炉を転用して核爆弾を手に入れたせたベインは、もし外部からの干渉や市民の市外流失があれば起爆スイッチを預けた匿名の市民がスイッチを押すと警告する。ベインはゴッサム・シティを掌握し「デント法」を破棄する。

 起爆スイッチはベイン自身が持っているはずだと確信するジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)市警本部長は、部下のジョン・ブレイク(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)や残った数少ない警官とともに地下に閉じ込められた警官たちを解放することと核爆弾の爆発阻止に向けて行動する。

 同じ頃、体力の回復を図ったブルース・ウェインは再び「奈落(ザ・ピット)」からの脱出に挑む。

 ゴッサム・シティを核爆発で廃墟にするというベインの計画を果たして止めることができるのか・・・。

【レビュー・感想・ネタバレ】

 本作を見始めると、前作の続きといったゆっくりとした出だしだったので面白くないかなと思ってしまった。ところが、そのまま見続けていると文句なしに凄く面白い内容となっていたので十分堪能し満足できた。私は「バットマン」シリーズはあまり面白いと思えなかったのであるが、クリストファー・ノーラン監督の新シリーズとなってシリアスな内容となってからはバットマンを面白いと思えるようになった。

 本作は、そのクリストファー・ノーラン監督による「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編である。完結編にふさわしい濃い内容となっている。

 ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)市警本部長とジョン・ブレイク(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は地下に閉じ込められた警官の解放に成功する。ジェームズ・ゴードン市警本部長は核爆弾の爆発阻止に動き、ジョン・ブレイクは万が一に備えて子ども達を市外に逃がす手筈に動く。

 ブルース・ウェインは肉体的な能力ではなく精神修養によって身体能力を高め「奈落(ザ・ピット)」を脱出する。バットマンを欺して悪いと思っていたセリーナ・カイルは、バットマンがブルース・ウェインだと知り、キャットウーマンとなってバットマンと協力してベインを阻止しようとする。

 解放されて警官隊とベインを中心に暴徒化した市民とが対峙し激しい戦いが始まる。そこへ乗り込んだバットマンはベインと格闘になり、今度は彼を腕力で勝つ。ところが、バットマンの背後にいたミランダ・テイトによってナイフで腰を突き刺される。そう、ミランダ・テイトこそ「奈落(ザ・ピット)」を脱出した唯一の存在であり、ラーズ・アル・グールの子どもであり、ラーズ・アル・グールの意志を受け継ぐ影の黒幕だったのである。

 ミランダ・テイトは核爆弾の起爆スイッチを押すが、ジェームズ・ゴードン市警本部長の活躍でスイッチがオンにならないようにすることに成功する。ミランダ・テイトは核爆弾を爆発させようと大型トラックに乗り核爆弾を積んだトラックに急行するが、バットマンとキャットウーマンによる阻止でトラックごと道路から落下して死亡してしまう。

 バットマンは爆発まで残り時間が少なくなった中性子爆弾をバットに乗せてゴッサム・シティから持ち去り、海へ運んで沖で爆発させる。

 ブルース・ウェインの墓の前には、アルフレッド・ペニーワースとジェームズ・ゴードン市警本部長とジョン・ブレイクがいる。

 本作のラストの結末ではバットマンは核爆発に巻き込まれ死亡したと思われたのであるが、その後の映像にはアルフレッド・ペニーワースが街の店で女性と一緒にいるブルース・ウェインの姿が映り、さらにジョン・ブレイクがバットマンの秘密基地のようは洞窟の中に入る場面が映し出される。また、ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)がバットを調べていると既に射出脱出機能が取り付けられていたという記録が出てくる。そうなると、もしかしてバットマンことブルース・ウェインは死んでおらず生きているのではないかと思わせる余地を残している。バットマンを死なせるわけにはいかなかったのか、何とも曖昧な終わり方である。

【キャスト・配役・出演者】

ブルース・ウェイン/バットマン(クリスチャン・ベール)
ベイン(トム・ハーディ)
セリーナ・カイル/キャットウーマン(アン・ハサウェイ)
アルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン)
ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)
ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)
ジョン・ブレイク(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)
ミランダ・テイト(マリオン・コティヤール)
ピーター・フォーリー副本部長(マシュー・モディーン)
レオニード・パヴェル博士(アーロン・アバウトボール)
ジョン・ダゲット(ベン・メンデルソーン)
フィリップ・ストライバー(バーン・ゴーマン)
アンソニー・ガルシア市長(ネスター・カーボネル)
ロス(レジー・リー)
ライリー神父(クリス・エリス)
ジェン(ジュノー・テンプル)
奈落の囚人(トム・コンティ)
盲目の囚人(ウリ・ガブリエル)
フレデリックス取締役(ジョン・ノーラン)
ラーズ・アル・グール(リーアム・ニーソン、若年期:ジョシュ・ペンス)
ジョナサン・クレイン(キリアン・マーフィー)

【スタッフ】

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
原案:デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
原作:ボブ・ケイン
製作:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン
製作総指揮:ケヴィン・デ・ラ・ノイ、ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス

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