【映画情報】
題名:コクリコ坂から(コクリコざかから、英題:From Up On Poppy Hill)
ジャンル:学園青春ドラマ、劇場版アニメ
監督:宮崎吾朗
出演者:長澤まさみ、岡田准一
製作会社:スタジオジブリ
配給:東宝
公開:2011年7月16日
上映時間:91分
製作国:日本
言語:日本語
【評価】
おすすめ度:82点(100点満点中)
【あらすじ】
港南学園を舞台に高等部へ通う16歳の松崎海(長澤まさみ)と17歳の風間俊(岡田准一)との瑞々しく爽やかな恋を描いている。松崎海と風間俊は高校の文化部部室棟「カルチェラタン」の存続運動を通じてお互いに惹かれ合うようになる。しかし、二人は父親が同じで異母兄弟ではないのかという疑惑が持ち上がる。二人の間に大きな障害が立ちはだかり、松崎海と風間俊の恋の行方はどうなるのか?
【レビュー・感想・ネタバレ】
《2回目》
日本テレビ系列の読売テレビの金曜ロードショーで地上波初放送となる『コクリコ坂から』を見る。今回で『コクリコ坂から』を見るのは2回目になる。
今回は非常に懐かしい思いを抱いて見ることができた。映画の時代設定が昭和38年になっているせいか、私よりも少し前の世代なのだけれど昭和30年代を知る者として懐かしさが先立つ。
相変わらず手嶌葵さんの歌声は郷愁を覚えるほど素晴らしい。
タイトルの「コクリコ」はどういう意味なのか気になっていたが、フランス語で「ヒナゲシ」を表す言葉なのだそうである。
このストーリーでこれ以上の作品は作れないのではないかと思える。
《1回目》
2011年08月18日に映画館のプラット赤穂シネマへ行き、2011年7月16日公開の日本アニメーション映画『コクリコ坂から(From Up On Poppy Hill)』(劇場版アニメ)を見る。
宮崎吾朗監督作品の『ゲド戦記』に続く第2作目である。
映画『コクリコ坂から』についてはあらかじめ高校生を主人公にした現実の日常生活に近いということを聞いていたので噂通りの内容であった。ファンタジーのような奇想天外の出来事や話はないが、私はこの『コクリコ坂から』は好きになれた。こういう地味な映画も嫌いではない。映画の見ながら涙を誘われるような感傷に囚われもした。他人にお金を払ってまで映画館へ見に行ったほうが良いとは言えないけれど、私自身はお金を払って劇場へ足を運んで良かった。
ヒロインの松崎海役の声を長澤まさみさんにしたのはミスキャストではないかという噂も漏れ聞いていたので心配していたのだけれどそんなことはなかった。女優として出演している聞き慣れた長澤まさみさんを連想させてしまうほど長澤まさみさんの声は声優のものになっていた。
あらすじは以下の通り。船が遭難し、行方不明となった船乗りの父が帰って来たときの目印となる信号旗を毎朝掲揚する松崎海(長澤まさみ)は高校2年の女子高生で16歳の少女ながらコクリコ壮という下宿屋を切り盛りしている。風間俊(岡田准一)は高校3年で17歳の少年で、毎朝父親のタグボートで通学する途中海の上から松崎海が上げる信号旗を見ていた。そんな二人が文化部の部室として長年使われて来たカルチャラタンの取り壊し騒動をきっかけに親しくなっていく。お互いに惹かれ合う関係になったある日、風間俊は松崎海のコクリコ壮で見かけた写真をきっかけに、自分たちが兄妹ではないかということを知ることになる。風間俊は松崎海を避けるようになり距離を置こうとするようなる。そんな風間俊に対して、松崎海は「自分たちが兄妹でもあなたが好き!」と自分の素直は気持ちを打ち明ける。
ネタバレになるが、最後の結末は松崎海と風間俊は実の兄妹ではないことが分かる。松崎海の父親が亡くなった親友の赤子を引き取って子どもを欲しがっていた友人の風間夫妻に預けたというのが真実である。風間明雄は松崎海の父親が風間俊の父親だと誤解していたのである。
【声の出演者】
松崎海(長澤まさみ)
風間俊(岡田准一)
松崎花(竹下景子)
北斗美樹(石田ゆり子)
広小路幸子(柊瑠美)
松崎良子(風吹ジュン)
小野寺善雄(内藤剛志)
水沼史郎(風間俊介)
風間明雄(大森南朋)
徳丸理事長(香川照之)
松崎空(白石晴香)
松崎陸(小林翼)
海の友達(手嶌葵)
【スタッフ】
監督:宮崎吾朗
原作:高橋千鶴、佐山哲郎「コクリコ坂から」(角川書店刊)
脚本:宮崎駿、丹羽圭子
企画:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
音楽:武部聡志
アニメーション制作:スタジオジブリ
【楽曲】
主題歌:
手嶌葵『さよならの夏 〜コクリコ坂から〜』
挿入歌:
坂本九「上を向いて歩こう」(EMIミュージック・ジャパン)
手嶌葵「朝ごはんの歌」
手嶌葵「初恋の頃」
手嶌葵「紺色のうねりが」
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