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陰陽師II

陰陽師 2 [DVD]

【映画情報】

題名:陰陽師II(おんみょうじツー)
シリーズ:2001年の映画『陰陽師』の続編
ジャンル:伝奇時代劇
監督:滝田洋二郎
出演者:野村萬斎、伊藤英明、深田恭子、中井貴一
配給:東宝
公開:2003年10月4日
上映時間:115分
製作国:日本
言語:日本語

【評価】

おすすめ度:64点(100点満点中)

【あらすじ・ストーリー・物語】

 平安時代、京の都では鬼に位の高い貴族たちが体の一部を食われるという事件が相次いでいた。そんな中、陰陽師の阿倍晴明(野村萬斎)は藤原安麻呂(伊武雅刀)に呼ばれて、娘の日美子(深田恭子)が毎夜夢遊病のようにさまよい歩き本人にはその記憶がないと相談を受ける。

 また、朝廷が秘蔵する宝の剣に異変があり、阿倍晴明は宮廷から呼び出される。宝の剣を調べて問題がないことになるが、阿倍晴明は都を騒がす鬼退治を命じられる。

 一方、同じ都で幻角(中井貴一)と名乗る術師の男が、地位や身分とは関係なく人々の傷や病を治すという奇跡を起こし、貧しい者たちから神のように崇められていた。そこへ二人の貴族が現れ、幻角に阿倍晴明よりも先に鬼退治をするよう依頼する。

 その頃、源博雅(伊藤英明)は、夜道で琵琶を弾く須佐(市原隼人)という少年と出会う。

 阿倍晴明は、幻角と日美子と須佐と鬼と宝の剣との間に過去にまつわる忌まわしい因縁がることを突き止める。

【レビュー・感想・ネタバレ】

 本作を見るのは確か今回で2回目になると思う。

 本作は当時の陰陽師ブームにのって製作された映画『陰陽師』の第2作目である。1作目の『陰陽師』に登場する道尊(真田広之)に比べて、本作に登場する幻角(中井貴一)がおとなしいため1作目のほうがまだ面白かったような感想を持ったことを覚えている。

 今回は2回目になるので、ストーリーをじっくり味わさせてもらった。そしたら、2作目の『陰陽師II』の物語にはそれなりの味わいがあることが分かった。

 事件の発端は、大和が出雲族に戦争をしかけ一族を滅ぼし、出雲族の宝の剣を持ち帰ったことにある。出雲族の幻角は大和への復讐と一族の再興を願い、神と取引をして自分の息子である須佐を生け贄に差し出したのである。神は幻角の願いを聞き届けるが、須佐だけでなく娘の日美子をも生け贄に要求する。日美子と須佐は実の姉弟だったのである。

 須佐は鬼となって復讐を果てしていたのである。そして、遂に幻角と須佐は宮廷に行き都を滅ぼそうとする。

 安倍晴明は出雲国へ行くが幻角に阻まれ、須佐は日美子の首の下を食い姉を殺してしまう。

 安倍晴明は日美子を蘇らせようと女装して、天岩戸を開くため源博雅とともに神の国へ行く。そこへ幻角と須佐が現れ安倍晴明の邪魔をしようとする。源博雅の吹く笛の音に須佐が阻まれる。幻角は宝の剣で安倍晴明に斬りかかるが、安倍晴明は踊りながら剣をかわす。しかし、幻角が投げた宝の剣が安倍晴明の胸に突き刺さる。安倍晴明の胸から飛び出た血が天岩戸にかかり、光の中から日美子が出てくる。日美子は須佐を呼び寄せ、須佐は日美子と母親の月黄泉(古手川祐子)と共に光の中を昇天していく。

 安倍晴明と源博雅は出雲国に戻るが、安倍晴明は死んでしまっている。そこへ、幻角が現れ安倍晴明に呪文を唱える。都の屋敷で安倍晴明は目覚める。幻角はどこかの石室で琵琶を弾きながら倒れる。

 本作では、出雲族の幻覚の恨みが物語りのモチーフとなっている。幻覚の復讐心はある意味正当なものであって、決して悪とは言えないところがある。また、安倍晴明と幻覚の対決にしても白黒はっきりした決着がつくようなものではない。本作のストーリーの単純に割り切れない複雑さがそうさせているのであろう。よく見れば奥が深い内容になっているのが理解できる。

【キャスト・配役・出演者】

安倍晴明( 野村萬斎)
源博雅(伊藤英明)
蜜虫(今井絵理子)
日美子(深田恭子)
須佐(市原隼人)
平為成(鈴木ヒロミツ)
三善行憲(山田辰夫)
帝(螢雪次朗)
斎部定行(五代高之)
博雅の従者(城戸裕次)
藤原兼通(斎藤歩)
橘右近(八巻建弐)
天手力男(大富士)
水菊(広岡由里子)
アメミコ(笹田かりん)
スサノオ(横山一敏)
斎藤の従者(小池章之)
火傷の娘の母親(小柳友貴美)
火傷の娘の父親(竹嶋康成)
火傷の娘(佐藤響)
衛士(宇和川士朗、樋口浩二)
幻角の信者(宝井誠明、小磯勝弥、林田河童)
出雲族(川井つと)
赤子(福島翔太)
童(砂川政人、福地亜紗美)
舞姫(西川暎彩)
藤原安麻呂(伊武雅刀)
月黄泉(古手川祐子)
幻角(中井貴一)
ナレーション(津嘉山正種)

【スタッフ】

監督:滝田洋二郎
製作総指揮:植村伴次郎
企画:近藤晋
制作:瀬崎巖、近藤邦勝、気賀純夫、江川信也、島谷能成、門川博美
プロデューサー:林哲次、濱名一哉、遠谷信幸
原作:夢枕獏『陰陽師』(文藝春秋刊)
脚本:滝田洋二郎、夢枕獏、江良至
音楽:梅林茂
録音:小野寺修
美術:部谷京子
衣装:斉藤育子
照明:長田達也
撮影:浜田毅
編集:冨田伸子

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